親父を扶養に入れるのと、今年は医療費が17万ほど使っているので、医療費控除をとるために。
2万円ほど帰ってくる予定です。
ちょっとした小遣いですね。
本当は世代交代して、わたしの名前で青色申告すれば無税になるのですが。。。
そこまでは面倒かな。と。
信です。
インターネットで拾った記事をレバレッジメモにしています。
もし気付きがありましたら、気軽にコメント下さい。
今回は、有機農業技術会議の資料です。
生物多様性という単語は、ともすれば責任転嫁や言い訳として使われることがあります。
地表における単位面積当たりのバイオマスを1とすれば、土壌の中にうごめいている土壌動物のバイオマスは十倍、まして土壌微生物になれば百倍に達すると聞いたことがあります。
転換後、収量、品質が安定するまでに要した年数は「4~5年」が最も多く、次いで「2~3年」、「10年~」
利用堆肥は多様であるが、「牛ふん」が最も多く、次いで「鶏ふん」。
有機質肥料(基肥) も多様であるが、「米糠」次いで「有機配合」が多い。
堆肥施用量は「「0.6~1t/10a」が最も多い。
収量の高い圃場は、土壌の腐植含量、全窒素など地力が高い傾向。
「堆肥施用」(鶏ふん)が最も多く、次いで「粗大有機物施用」、「草生栽培」等。草生栽培については「雑草」が最も多く、次いで「ヘアリーベッチ」、「ナギナタガヤ」。
わが国の酪農、畜産は、その飼料を海外に依存している。飼料には当然のことながら窒素・リン・カリウムなど、植物養分が含まれている。その量は、わが国で農産物生産、すなわち野菜・米などの生産に使用されている化学肥料の三倍に匹敵する。
医食同源。身土不二 。健土健民。魚は水から離れると腐敗し、人は土から離れると腐敗する。
健康の源は食にあり、その食は土にあり、健康は土に起因する。
施設園芸の環境は、露地環境とは全く異なる異質さを持つ点にあります。まず気温・地温が高いままに推移します。それは、温帯域にありながら亜熱帯に近い環境が局所的に出現することを意味します。
有機物の消耗が激しくなり、常に有機物の補給手段を講じなければならない。
亜熱帯環境とはいえども、それに近いような降水量を維持することができず、結果的に塩類集積をきたすことがある。
閉鎖空間に病害虫が棲み込み、それが継続的に作物に対して害をなす恐れが多分にある。
植物は無機成分を大地と大気(水の中の生物では水から)から取り出し、太陽エネルギーを元に有機物を作り出す。
植物を食植者の虫が食べ、その虫を天敵が食べるといった関係を食物連鎖という。
食物連鎖の生物を順に並べ、その数を数えていくとピラミッド形になる。
病気や害虫の被害が発生するには、3つの条件が必要である。すなわち、①病気や害虫が存在すること、②病害虫に好適な環境条件、③病気の罹り易さ・害
虫被害の受け易さである
人間を攻撃する蚊もすべての人間の血を吸うわけではありません。病んだ汚れた血液しか吸わないことがマクロビオティックではわかっています。
作物を攻撃する病害虫は「病んだ作物しか攻撃しないのではないか」という仮説が誕生したのです。
畑に完熟堆肥(腐植層)を混入、野菜を播種。定植
後、未完熟堆肥(腐葉層)と堆肥材料(落葉枝?)による二重の被覆により森林原野生態系における土壌 A 0 層を再現する栽培法です。
土壌A 0層再現のために施用される適度な粗大有機物、これらを分解し、連作障害の要因となる病原性菌類や線虫類の異常な増殖を抑制する豊かな土壌微生物群と小動物群、これらの生き物たちの生活を支える土壌団粒構造に支えられた「生きている土」
雑草は、野草とは異なり人間による攪乱のあるところに生育でき、人間による積極的な保護を必要としない植物群。
「死んだ土」とは「固く、冷たく、乾いた」土であり「生きている土」とは「染らかく、温かく、適度な潤いを持った」土。
「死んだ土」でも生活する能力を獲得した雑草は、根を万ろすことにより硬く締まった土を砕き、根から浸出する液体は微生物たちの栄養源となり、その草体は土の表面を覆い、太陽の日射と風雨から土を保護する。
土の中に体積した有機物は微生物たちの栄養源を豊かにし、地温上昇をもたらし、微生物の出す粘液は土の団粒化を進め、微生物たちを捕食する土壌小動物たちもまた団粒構造発達に貢献し、微生物の活動により有機物は無機化され、植物の栄養分も増加していくであろう。
土は年々に改良され、やがて、豊かな植物相と動物相が再構築され、地球の傷口は癒されていくのではないか。
雑草とは「死んだ土」を再び「生きている土」に蘇らせる力を持った植物たちではないかと考えるようになったのです。
私の有機栽培のヒノヒカリ、慣行栽培のヒノヒカリ、そしてコンビニで買ってきたおにぎりのごはん、それぞれ 3 種類の白米ご飯を瓶に詰め、水を入れて約 1 カ月になります。
有機栽培のご飯の水の透明度は最初入れた時と殆ど変っていません。しかし、後 2 つは濁りが出てきています。
慣行農法(化学肥料・農薬・除草剤)で作ったヒノヒカリご飯は、完全にカビがはびこってしまい、匂いもカビ臭というか異臭がして、とても長くかげるものではありません。
しかし、有機栽培のヒノヒカリご飯は、カビは青カビ、赤カビ、白カビがある程度はきていますが、まだご飯の形状がはっきりしていますし、匂いは麹のような乳酸発酵のいい匂いです。
地球が生まれて約 46 億年。地球に土的なものが出来はじめて約 4 億年。人類的な存在が登場して約 4000年~5000年土壌分析など肥料学的な学問が発表されて約 150年。化学肥料ができて約100年。農薬が登場して約60年。除草剤が登場して約50年。
ほんの100年という短い時間で破壊し、絶滅の危機に追い込んできました。
普通の畑は肥料をやって栽培、自然界は微生物が作り出した天然の養分、つまり肥料分と養分の違い。この発想から肥料の世界から無肥料の世界への転換となりました。
有機物の供給の意味からも、作物を作っていない畑は草を伸ばし、時期が来たらハンマモアでチップ状にし、緑肥として、また微生物のエサとして考えます。
原始農薬と呼ばれるマシン油、石灰硫黄合剤、水和硫黄、ボルドー等がある事を知り、化学農薬から原始農薬の中でも有機 JAS で認められた農薬に切り替え使用していくうちに、天敵類も増え、ハダニ、カイガラムシなど何の心配もしなくてよいようになりました。
カメムシは、予察灯を 8 月頃点検し、多発の恐れがあるときは圃場内に 6 基くらいの誘蛾灯を設置、
石けん水の中に飛び込まして誘殺する。
ゴマダラカミキリは、昆虫寄生系糸状菌(バイオリサカミキリ)を羽化直前の 5 月に巻きつける。
食生活に畜産物は欠かせません。しかし、飼料を輸入に頼った畜産では、排泄物が片寄り環境汚染を招くとともに、2007 年後半にみられたように飼料価格の影響を直に受けます。
固定種、在来種を自家採種を行うと、野菜、花、種子の観方、接し方がかわるように思います。
山を追われた動物、人が山の手入れをしなくなったので人里に降りてくる動物たちの保護等も考えていく必要があります
近代農業の原理は、作物や家畜を“最適環境”に閉じ込めれば高い生産性が得られると考えることにある。
これら各種薬剤の散布によって田圃の生き物達、ホタル、クモ類、トンボ、カエル、ドジョウ、小魚類・・・・は、田圃から一斉に姿を消しました。昭和 20 年代後半以降のことです。
農業では、最大の困難は気象災害と害獣を含む有害生物です。これらに対して、施設栽培はかなり有効な手段です。
「石油製品だから有機栽培にはそぐわない」という考えは総合的に見て偏っていると思います。
雹を防ぐには絶対に施設が必要で、有機栽培で回避できる病虫害とは違います。
施設栽培で多発する病害虫もあります。オンシツコナジラミ、アブラムシ、ハダニ、うどんこ病などです。害虫は、ヨモギ等多様な野草を残すことで、天敵が住み着いて退治してくれます。
有機とは、循環であることを学びました。
水田の面積を削って造成した「ビオトープ」の存在
である。このビオトープが生き物たちの棲み処になり、その多様性を高めているのだ。
収穫前のソバ畑に棲む生き物たちに向かって「祝詞のりと」を捧げるというものだった。その目的は、収穫作業の前に、その場所に棲む精霊や禽獣蟲魚に
対して、収穫作業を行なう許諾を得ることと、コンバインで巻き込まないための避難勧告をすること、そして殺生してしまった生き物を「鎮魂」することである。
そのエッセンスは、建物などを建てる前に行なう「地鎮祭」である。
実験の効果も驚くべきものだった。杉山が話しかけた圃場には、生き物の死骸はほとんど見あたらなかったのである。杉山の避難勧告に従ったとしか考えられない結果だった。
圃場は機械化に伴って原野形が無視され、均一化、大規模化された。このため、土壌表面は均一に見えるものの、土壌構造はさらに丈均一となっている場合が多い。
植物は、種の繁栄のため、土壌や気候条件がととのったとき発芽してその土壌で繁殖する。
そもそも家畜の餌に穀物を与えるようになったのは、戦後アメリカの余剰農産物処理の一貫として行われたことで、それまでは農業残さや山の万草を利用する畜産でした。
世界で飢えに苦しみ亡くなっている事実を、畜産に携っている人達はどのように考えるのでしょうか。
この事実を横目に見て穀物を家畜飼料として利用し続けることは最早犯罪的といわざるを得ません。
事ここに至って、食べ物を一部の人が使う車の燃料としてエタノールを生産すると言う暴挙がはじまり、この事をきっかけに穀物価格は暴騰し食べ物を求めて暴動が始まる国も現れました。
本来畜産とは人間の食べ物と競合せず、人間が食料として利用できないものを飼料として与え、その家畜からさまざまな副産物を得られることに価値があったはずです。
食べ物としての畜産の価値であり、口を通じて排泄される糞尿を良質な有機物として利用できることに、家畜と人間が共生し、農業の循環の輪に位置付けられる大きな価値があったはずです。
山酪農には猶原先生が打ち出した「1000年家」という大きな構想があります。
シバを主体とした牧山 、そしてそこに牛がいる限り 、その牧場は半永久的に続く。
放牧面積1ha当たり、成牛換算2頭まで。
牧区は出来る限り区切らない。1牧区を広くし、牛群の自由行動確保のため。
草生は牧草がベストであるが、要するに充分に草を食える環境整備をする。又、シバの混成を妨げてはならない。
原則として昼夜放牧、厳寒期のみ昼間放牧。冬でも昼夜放牧が最良。
種付けは自然交配であるが、人巡授精でも可。受精卵移植やクローン、遺伝子操作等は絶対に不可。
今でこそ、緑のシバのジュウタンに覆われた放牧地で、牛達は腹が空けば草を食み、お腹一杯になると休み、喉が乾けば沢水を飲みと、大地に根ざした営みを繰り返しています。
農作物を害する病害虫や雑草が発生したと考えるのと、いろいろな生きものが生活しているところで作物を栽培していると考えるのでは、その対応のしかたが異なってきます。
生産者を直接食べる動物を一次消費者(植食者)、さらにそれを食べる動物を二次消費者(捕食者)、またさらにそれを食べる三次消費者(捕食者)へと続いて行きます。
動植物の排泄物や死体を食べる生きものが存在します。この生きものは、有機物を分解し最終的には無機物にするため、分解者と呼ばれています
マメ科の根には根粒菌や菌根菌が共生しており、根粒菌は空気中の窒素を固定して供給します。
未発酵の落ち葉や枯れ草、家庭から排泄された生ゴミなどが用いられますが、未熟な有機物はダンゴムシや大型ミミズなどの餌となって、第1次分解が始まります。
モグラはミミズを大好物としますので、モグラにとって、ミミズの発生する家庭菜園は餌が十分にある最適な環境条件になります。
病虫害の原因は「土壌の腐敗」にあることを、明言されたのだ。栄養失調には、主として、栄養丈足。偏食。栄養遍多が考えられる。
野山の土壌ではミミズやモグラまた微生物による土の移動や攪乱があっても、人間が行う鍬やトラクターで耕すことを比べると、とても軽微であると思われる。
人間による「耕す」という大それた物理的な行為は、大地の表皮をはがし、血や肉をえぐり出して紫外線や雨風にさらし、土壌の持っている生命体を根こそぎ破壊しているともいえる。
自然生態系は場所にもよるが時間とともに肥沃化するプロセスである。
ブラジルの熱帯ジャングルで行われている森林の伐採と農耕は、化学肥料と農薬の多用による収奪栽培であり、土砂流亡による環境破壊で土壌を疲弊させている。こうした流れはまた各地で耕作放棄地を作りだしている。
乾燥地における灌漑農法によって引きこされる塩類集積の農地の廃棄は無知のなせる悪業である。
野菜の腐敗テスト。ビンに野菜を入れてふたをして放置しておくと、だんだんしぼんだり、腐って野菜の水分が出てくる。
右のテストでは、スーパーマーケットのピーマンでは1週間で腐敗してしまったけれども、完熟堆肥で育てたピーマンは3ヶ月間半、緑のまま腐らなかったのである。
これは細胞のもっている品質(生命力)にあるが、使用する肥料や堆肥によって異なることがよくわかる。
用意するもの・・・ふた付空ビン・野菜 (自宅の物とスーパーの物を 2~3個比較してテストする)
1.ビンに野菜を入れる。大きいものは切る。
2.ふたをして部屋において10~30日間ぐらい様子を見る。
3 .腐りはじめたら,ふたを空けてにおいを嗅ぎます。
悪臭・汚水・・・・土が腐敗型。地下水や河川を汚染している。
無臭・作物の香り・・・・土が発酵型。浄化機能がある。
良質で糖度の高い野菜は、酵母で発酵してワインになり、最後は酢になる。
変色はするが、腐敗せず、形がそのまま残る。
腐敗までの日数?
長い・・・・生命力がある・傷みにくい・貯蔵性が高い。
短い・・・・傷みやすく、腐りやすい野菜。肥料遍多で腐敗型である。
最も重要なことは緑肥を土壌混入によって「腐敗させない」で、有効に微生物による土ごとの発酵分解を高めることである。
鋤こみ時期は、養分の総量(生草収量×養分含有量)の最大になるときに行うことが適期といわれている。
深耕により有機物が腐敗する場合や、混入後有機物が土壌中で腐敗した時は、病原菌の増加や腐敗ガス害で作物の生育障害が起こるだけでなく、病気になりやすく、味の低万と収穫物も傷みやすくなり貯蔵性が落ちる。
このような特質を知り土性に合った利用方法を考えることだと思う。
大きく分けると 5 つの効果がある。
1)クリーニング。緑肥作物により肥満土壌の圃場養分を持ち出す。ハウスの塩類集積の対策。
2)土壌改良。土壌の物理性と生物性を高める。団粒化を促進する。
3)養分供給。土壌に養分を供給して肥沃化する。
4)土壌生物バランス。土壌動物、有益菌と病原菌などバランスを良くする。根こぶ病やセンチュウ害などの軽減。
5)センチュウ害などマリーゴールド、コブトリウソウなどを栽培、混入することで被害の軽減となる。
技術面においての最重要課題は「1年間では時間が足りない」であった。研修を定義づければ、「経験値の質と量の蓄積」となる。
卒業後直ちに農業を始められる技術力とマーケティング力を習得するためには、それだけ質の高い研修を濃密に繰り返すことが必要となる。
「何のために農業か」(ほんとうの付加価値)という問いに常にきちんと説明できる理念があることである。
消費者の健康に寄不し、環境保全(ポジティブな環境対策)→有用な微生物による汚染物質の浄化。流域的環境対策。漁業資源の復活。一次産業の再生。資源の再利用。畜産、林業、水産、生活廃棄物の有効利用。地域の経済効果。失業者対策、人口の地方への再移動。医療、教育、福祉的効果。
田舎の人間関係は濃密である。都会の人間関係に疲れて、田舎に逃げ場を求めるような新規参入者は、さらに悲惨な目に遭う。「田舎の噂一日千里を走る」。
田舎の人々から信頼を得る方法はただ一つ、「笑顔を忘れず背中で勤勉さを見せる」ただひたすら働くしかない。その上で「人の噂も四十九日」ぐらいの鈍感力も必要だろう。
かつて豊かな農家とは、日常の生活をあまりお金に頼らずに運営できる農家のことだった。すなわち田畑があり、山林があり、健康な家族があり、頼りがいのある親戚や近所のおつきあいがあり、日常の生活はそれらに支えられて、あまりお金を使わずにも豊かに暮らせる仕組みがあること。
これがかつては誰もが承認した豊かな農家像だったのではないか。農家の世界では暮らしに日銭がかかるのは決して豊かさを意味していなかった。
鶏糞をはじめとする畜糞を過剰に使用すると、それでなくとも土壌中にリンが蓄積しているのに、リンの蓄積を促進することになる。
戦後、酸性土壌の矯正とリン資源の賦与によって、耕地の化学的性質を改善してきたが、今やリンの過剰蓄積が微量元素の不足(欠乏)を惹起しかねない状況にまでなってきている。
欠乏症状の第一歩は、カルシウムが土壌にあるにも関わらず、カルシウム不足が多発する傾向にあると見てよい。
微量元素をはじめ、カルシウムやマグネシウムにまで、不足症状が出だしたりして、そのときの普及所やJAでの土壌分析結果はどうだったか。
土の中で、リンに固定されて寝ているマグネシウム・カルシウム・微量元素などの大切な資源を、叩き起こすことはできないのだろうか?
それは、緑肥作物を有効に活用することでもあるのだ。
地球が生まれて約46億年。近代農業が始まって、たった100年。
今の環境問題を考えるともっと持続的な農業。生活を考えていかないとダメですね。
あなたの気付きもお気軽にコメント下さい。
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