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今回は、楽して儲かる農業のヒントの土づくりは、緑肥プラス玄米アミノ酸のぼかしです。
土づくりはあくまでも冷静に科学的裏付けのあるものでなくてはいけないのである。土の状態はどこも一律ではない。それぞれに状態が違う。
(1) 病害がよく出たり、排水の悪い場所をつかむ
(2) それを地図にして書き込みクセをつかむ
(3) 直したい気持ちがあるかを確認する
(4) 直したい所が複数ある時は順番を決める
(5) 土づくりをするためにはいくら予算がかかるのか計画を立てる
(6) 土壌の分析をする分析。出す土の取り方というのがある。表面の土だけをサラッと取るのはダメ。
表面から10センチまでの深さを棒状に採取する。量は100gから150g。この土をまぜて分析に出すのである。
土壌分析をやれば成分量が過少か過剰か適正かの三つに分かれる。適正はもちろんそのままでいい。
過少の場合は不足している成分量を投入する。これもむずかしくない。
問題は過剰の場合である。問題を起こすのも過剰成分である。窒素が多すぎると窒素酸化物、リンが多すぎるとアルミニウムの不足で殺菌力が減少など作物に大きな影響が出てくる。
土づくりを正常に戻すには三つの方法がある。(a) 有機物系 (b) 無機物系 (c) 微生物系である。
有機物系の土作りは、牛糞・豚糞・鶏糞などの家畜系。バーク堆肥、ピートモスなどである。
家畜の糞はアンモニアとガスが燃えつきたものがい
い。時間をかけて完全醗酵させて臭いも少なく、ベトベトしないものである。
鶏糞は家畜の中でも取扱いが一番むずかしいものである。効果も高いけれども副作用も激しい。質をしまかり見分ける必要がある。
未醗酵のものはもう一度醗酵させる気持ちで使う。水を加えてよくかきまぜて酸素を与えてやればいいのである。これを根気よくくり返す。
無機系の土作りは、ゼオライト・パーライト・バーミキライト・石炭などを言う。これは資材のそのものが高値である。少量しか使えない。
使い所を工夫する必要がある。苗床に使うとか本畑に定植する植穴に使うとか限定的にならざるを得ない。
微生物の土作りは、緑肥・玄米アミノ酸のぼかし、他のぼかしなどが入る。緑肥は微生物のエサになるという意味では微生物資材に入る。
最も安価で最も効率がよく、初めてでも失敗がない。
ソルゴア・小麦・エン麦など多様な種類である。夏期に40日もあれば腰の付近ぐらいまで背がのびる。これを土にすき込みをすると新鮮な葉緑素が微生物のエサになる。
有機物のように土壌バランスを崩すこともなく、無機系のように価格が高いこともない。使いやすく弊害が少ないのが緑肥である。
この緑肥の後に玄米アミノ酸のぼかしを投入すると、微生物がさらにふえる。ふえた微生物は過剰な成分量を短期間で改善をしてくれる。
窒素過剰もリン過剰もカリ過剰も見事に改善の方向
に動き出す。
通常「土づくり」をすると3年はかかると言われる。この速度を1年に短縮できる。
品質も収量も出てくる。一番のおすすめである。一度やっただけでも、土にボリュームが出てくるのが、目視できる。
わたしが、苗木屋さんに聞いたのは、米ぬかを撒いて、EM菌を200倍で一週間ごとにかけたらいいよ。でした。
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