2011年5月19日木曜日

レバレッジノート94

5月14日に、ギブスからサポーターになりました。

やっと車の運転できる。
田舎なもので、車がないとどこにも行けませんから。やっと動けるようになりました。



信です。

インターネットで拾った文章のレバレッジメモです。

気付きがありましたら、気軽にコメント下さい。



今回は、ことのは塾の”セリフ”の効果を文章に活かす!です。


セリフ表現を使えるようになると、あなたが書こうとしている“売るための文章”にも、非常に良い効果がもたらされるのです。

『?のついたセリフ』 =『質問のセリフ』

お客様への私信などを除き、”売るための文章”は、お店や会社が不特定多数に向けて書いているのが普通です。

読者は不特定多数の中の一人として、『傍観者の立場』で読むのが普通です。

傍観者というのは非常に不安定な存在です。ささいなことですぐに興味を失ってしまう・・・それが傍観者です。

あなたはお客様を文章にグイッと引き込まなくてはなりません。お客様を、すぐ興味を失う”傍観者”でいさせてはいけないのです。

そんな時・・・『セリフ表現』が非常に役に立つのです。

一人の講師が多数の生徒に向かって講義をしている教室で、「①講師が一方的に説明した内容」と、「②生徒の質問に対する講師の回答」のどちらがより鮮明に記憶に残っているかを調べたのです。

結果は、講師が一方的に説明をした内容はあまり記憶されていないのに対し、生徒の誰かが質問したことに対する答えは比較的よく記憶されていたのです。

『だって、クイズの答えは誰でも聞きたがるでしょ?』

”生徒がした質問”は、クイズの問題のようなものだったのです。それに対する”講師の回答”が、クイズの答えとなるわけです。

クイズを出されたら、その答えを聞きたくなる → 集中して聞いているから、記憶に残る・・・

これと同じ効果が、文章中の『セリフ表現』でも得られるのです。

『?のついたセリフ』は、”その先”に強い興味を持たせる表現なのです。

『文章を書く時は、それを読む相手を想定し、その人に語りかけるように書く』・・・文章の基本なのですが、これって意外と難しいことです。

それが、『質問のセリフ』を入れ込むだけで上手に基本を押さえることができるようになるのです!

これは『あなたの文章を一方的な主張から、対話にグレードアップする効果』と言えるでしょう。

セリフを書いて下さい、と言われてもスラスラ書けないのが普通なのです。

具体的なセリフを考えていく前に、一つ確認をしていきましょう。それは、”誰のセリフを書くのか?”ということ。

基本的に”売るための文章”は、お客様とあなたの 1 対 1 のやり取りを想定します。

すると、文章中に登場するのは、あなたとお客様の 2 人ということになりますね。

この時、「あなたのセリフ」を考えてはいけません。あなたのセリフは、”売るための文章”の中では、ただの『売り文句』でしかないのです。

セリフ表現を入れ込むのは、それを読むお客様に自分が当事者であるように思わせ、文章内容を深く読み込んでもらうようにすることが大きな目的の一つです。

そのため、まず『お客様のセリフ』を考えなくてはならないのです。

『お客様の ?はてな』つまり、お客様が発する『?』のついたセリフ(疑問文)を考えていきます。

まず、普通にあなたの商品をアピールする文章を書いて下さい。既にできているパンフレットなどを流用しても構いません。

そこには、あなたの商品の良さ、アピールポイントが書かれていますね。これだけでは、先ほども申し上げたように、ただの売り文句に過ぎません。

ここで、あなたのこのセリフを引き出した『お客様の質問』を想像するのです。

こうして出てきたギモン文、それがあなたの”売るための文章”に使える、あなたの商品の良さをアピールできる『お客様の ?はてな』なのです。

まず普通に商品の特長を書き出す → その後、その特長が『答え』となるような『質問』を考えるそのようにしていくと、比較的カンタンに良い『お客様の ?はてな』が見つかるのです。

ここで、いかに的確な『お客様の ?はてな』を出せるかは、あなたがお客様の生活シーンをよく知っているかどうかにかかってきます。

あなたの”経験”がモノを言う部分です!あなたの”経験”やお客様の心理を読む”観察力”が優れているのなら、他社が同じ文章作法を使ったとしても決して負けることは無いでしょう。

あなたがお客様に営業をする立場なら、とても使える文章作法『ネガティブワードの利用』という手法。

営業をかけて『これこれこうだから、今回は結構です』と、断わる時に理由を添えるお客様も多いでしょう。

その『断ってくる理由』に着目するのです!確かにあなたの商品の弱点を突いた的確な指摘もあるでしょう。し、中にはお客様の思い違い、カン違いというものもあると思います。

カン違いに対しては「反論」をすることができるでしょう。文章においては、このような「反論」を初めから書いてしまってはインパクトがありません。

お客様に「質問者」になってもらうということですね。その上で主張をしていくと、今度はお客様の質問に対する回答となるため、お客様にちゃんと読んでもらえるというわけです。

お客様が自由に意見や質問を書き込めるインターネット掲示板は使い方次第で宝の山になるかも知れません!

お客様があなたの商品、会社を誉めてくれている言葉・・・そういった言葉は、そのままHPやカタログ、メールマガジンなどに載せるだけでも効果があるものです。

掲示板にはお客様からの『質問』も多く寄せられると思います。それらは、先の章でお伝えしたような『お客様の ?はてな』として有効活用できます。

多く寄せられる質問・ギモンは、『FAQ』のカタチで別のページにしてもいいでしょう。

『FAQ』は、「お客様からの質問を減らす。回答にかかる時間を減らす」という第一義的な意義だけでなく、『お客様の ?はてな』を読んでもらうことで、より深く興味をもってもらえるという意味もあるのです。

時にはあまり良くないことを書かれてしまうこともあるでしょう。しかし、ネガティブワードこそチャンスの始まりだと考えましょう。

それがお客様の思い違い、カン違いであれば、「説明不足で申し訳ございません」とお客様のプライドを傷つけないように配慮しながら、正しい事実を伝えていきましょう。

文章にそのようなことを載せておけば、同じようなカン違いをしていた方の誤解を解くことができます。

その商品の性質上、仕方の無いことを書かれてしまうこともあるでしょう。いわゆる”苦情”です。このようなネガティブワードも、”良さのアピール”に使えることがあります。

ただの苦情、と敬遠せず、「どうしたら逆に利用できるだろう?」と考えてみるのもいいですね。

『より良いセリフ表現をしたい!』と思っているあなたに、どうやって自分のセンスを磨いたら良いのか、その方法をお伝えいたします。

『セリフ表現の上手な方』は、ほとんど例外無く、マンガやエッセイ、小説を読むのがお好きです。

単純に考えて、『良いセリフ』を目にした回数が多いのでしょう。

そのことが、自分でセリフを考えて書く時におおいに役立っているというわけです。
「ドラマや映画を観るのは好き、でも小説はあまり読まない」という方は、いいセリフを思いつきそうになるけれど、文字にならない、という方が多かったように思います。

話の展開、印象深い描写など、マンガやエッセイ、小説には学ぶべきところがたくさんありますよ!




セリフの良いところは、簡単に行間を埋めることができる。と言うところもあるかもしれませんね。


あなたの気付きをお気軽にコメント下さい。

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