2011年3月26日土曜日

レバレッジノート85

 枝野官房長官は、6月に結論を出す予定だった社会保障と税の一体改革とTPPへの参加問題について先送りがあり得るとの認識だそうです。

東日本大震災と東京電力福島第1原子力発電所の対応など「より大きな課題に直面している以上、優先順位は変わってくる」とのこと。

もうTPPなんかやめたら。と思いますけどね。



信です。

インターネットで拾った文章のレバレッジメモです。

気付きがありましたら、気軽にコメント下さい。



今回は、神田昌典氏の「良質な社内会議を、社長抜きで行う方法。」です。



伸び盛りの会社に最も必要なのが、業務のシステム化と人のシステム化である。 これが年商10億円を超えて、さらに成長していくための鍵である。

ほとんどの会社は、この鍵の使い方を知らない。その結果、家業から実業になることができない。毎年、浮き沈みを繰り返すことになる。

マネジメントというのは、システム化のコツを知っていくと、マーケティング以上に効果があるため、非常に面白い。

人のシステム化とは、言い換えれば、あなたがいなくても、勝手に会社が回るかということである。

「優秀な右腕がいるから、もう俺がいなくても大丈夫だ。」 そう思っていると、必ず部下の謀反という形になる。全員辞表になったり、病気で倒れたり。

要するに、これは個人の力量に頼っているからで、人のシステムではない。

人のシステムとは、マネージャーを育てる仕組みがあなたの会社にはあるか、ということである。パート社員が働いているうちに、勝手にマネージャーに進化していく仕組みがあるか?

マネージャーになるためには、いったいどんなトレーニングを積んだらいいのか?

そのトレーニングを会社で小さなところから、積み重ねていく方法はないのか?

私自身が「ミーティングやるぞ」と声をかけなければならないと思い込んでいたところ、他の仕事が長引いてしまい、なかなか会議開始の合図ができない。すると社員のほうが勝手にミーティングをはじめたのである。

社内会議運営マニュアルを作った。 これは良質な社内会議が、社長がいなくてもできるようになるマニュアルである。

このマニュアルに沿って、会議が運営できれば、人を束ねる(つまり管理職)に必要なミーティング運営力や決定力がつくのではないのか、そのトレーニングを小さな取り組みから始められるのではと思って実践している。

マニュアルというのはルールがある。

短時間でつくれる、簡単なものでなければならない。

他の人が付け加えられて、発展していくものでなければならない。

まず第1部は、この仕事を通して学べること。 第2部は、やってはならないこと。 第3部は、仕事のステップである。

特長的なのは、第1部である。 いったいこの仕事を通じて、あなたは何を学ぶことができるのか、という項目がある。

社員のモーチベーションがなんで決まるのかといえば、仕事に意味を見出せるかどうかである。

働くことが、自分の人生に直結しているということに気づけた場合に、積極的に働くスイッチ、発想力が沸くスイッチがいれられる。

私も職場というのは学習の場であると思っている。そして学習は目的が明確になっていることで、脳の巨大な潜在能力を活用できることが分かっている。

いままでのやらされ仕事が、今度は、自分の成長に直結する仕事に変換されていくのだ。

第2部の「やってはならないこと」は、オーディオセミナー「 TU 落ちこぼれの集団に日本経営品質賞を受賞させる経営システムとは UT 」の株式会社武蔵野の小山社長からいただいたヒント。

私が「非常識な成功法則」で書いた目標設定のときに使う、「やりたくないこと」から先に明確化せよ、と同じ原理。

「やってはならないこと」を明確化すれば、「やるべきこと」が自ずから見出されてくる。

私は会議を取りしきることなく、しかも社員は能力が開発されていく、そしてオーナーシップ意識がでるという一石三鳥の方法である。



業務のシステム化は誰でも分かるのですが、人のシステム化はなかなか思い付きませんよね。

でも、人のシステム化ができれば誰でも雇えるようになるので、採用コストが下がったり、労働生産性が上がったりするので、おススメです。


あなたの気付きをお気軽にコメント下さい。

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