2010年12月29日水曜日

レバレッジノート42

農林水産省の助成制度「農の雇用事業」を、島根県の「桜江町桑茶生産組合」が不正受給していたそうです。

社長は「認識が甘かった。」と。
これくらいならいいだろう。と思ったらダメだった。と言う話でしょうね。

気を付けねば。



信です。

インターネットで拾った記事をレバレッジメモにしています。

もし気付きがありましたら、気軽にコメント下さい。



今回は、楽して儲かる農業のヒントの病害虫耐性はどこから生まれるのか?です。



害虫がある種の微生物を食べると死ぬことから遺伝子の組み換えが始まる。害虫が食べると死ぬ微生物の遺伝子を植物の苗に組み込むのである。そうすると害虫はその植物に寄りつかなくなる。これが遺伝子の組み換えである。

遺伝子組み換えをして10%の増産がある。

人類は常に食べるために原種を改良して環境適性を高めている。さらに改良して病気に強い、虫害に強い品種を作り続けているわけである。

その品種改良の能力をさらに生かすには土壌の微生物を豊かにし、酸素を多くして、根の張りをよくし、充分な水分を吸収して枝葉をしっかりと伸ばし、肉厚の葉をつくり、光合成を促進させる。

そうすると品種改良で10%、土壌改良で50%、光合成で10%と合計70%は誰でも増産できるようになる。

病害耐性ではカルシウムが大きなキーワードになる。生体が環境適応をしていくために、カルシウムはもっとも必要とされる栄養分なのである。

葉の表面のクチクラ層がペクチン酸カルシウムで構成されていることでも証明される。

カルシウムは与えれば吸収されるとは限らない。アンモニア濃度が濃すぎては吸収できない。カリが多すぎては吸収できない。窒素量が多くてもダメ。水分が過剰すぎても吸収できない。光が弱くて葉が薄いと吸収が悪くなる。下葉が茂っていて光の透過が悪くなると吸収できない。実に微妙なバランスの上にカルシウムの吸収が仕組まれている。

カルシウムを与えるというのは補助なのである。主は苗に病気がなく元気で順調に成長して生理活性がスムーズにいき、根が張って植物が自然な状態で元気なことである。

若干不足していると思われる分だけカルシウムを補う。これが病害耐性のもっとも強い姿なのである。

虫害耐性も同じである。まずは元気な植物を作ることを念頭に置くことである。その上で害虫の生態を知る。

害虫が食べる作物は決まっている。卵を産む時期も決まっている。卵を産みつける場所も決まっている。羽化するまでの期間も決まっている。

すべてわかっているとしたら逆算をして予防して撃退するだけである。




元気な苗。樹を作る。それが、病気にも害虫にも強くなる。すごくもっともなことですが、あなたはそのために何かしていますか?

あなたの気付きもお気軽にコメント下さい。

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