2010年12月26日日曜日

レバレッジノート38

中国の小学生が北京で販売されている食用キノコを調べたところ、9割が漂白剤に汚染されていたそうです。

慌てた北京市の食品安全管理当局が「百パーセント近くが安全」と反論したが、市民は「児童を信じる」との回答者が約1100人「当局を信じる」と答えたのはわずか8人だったそうです。


TPPに参加すると、このようなキノコが安全だって入って来るんでしょうね。



信です。

インターネットで拾った記事をレバレッジメモにしています。

もし気付きがありましたら、気軽にコメント下さい。



今回は、神田昌典氏の口コミで伝染していくという病気です。



バイラルマーケティングという、アメリカの方法論がある。

ホットメールを使った電子メールを送ると、メッセージの欄外に「無料で電子メールがもらえる」という宣伝文句が入る。電子メールの受取人は、「何だろう?」と思って、ホットメールのホームページをクリックして、自分も登録してしまう。

第1のポイントは、友人の信用力だ。「あぁ、これは友達は使っているんだから、安心だろう」と、抵抗なく新規サービスを利用できるわけだ。

知らない会社から宣伝される場合と比較して、知っている会社(もしくは友人)から推薦された場合は、取引する率が数倍違う。

自社の顧客が、友達・知合いと接触する際に、さりげなく自分の会社の宣伝をできるようにすること。それがウィルスを伝播させることになる。

既存客が友達と接触する場合を考えるということだ。ホットメールの場合は、友達と頻繁に接触するのは、電子メールを介してだった。

この自慢したいという感情は、なかなか抑えきれるものではない。このような感情があるときこそ、ウィルスを伝播しやすい。

新築したということは、引越し案内を友達に出さなければならない。ここが友達と接触するポイントだ。

引越し案内を出す際に、自社の宣伝を入れられれば万事OKなのだ。とすれば、施主に、引越し時のサービスとして、引越し通知のハガキを、工務店側で印刷してあげればいいのである。

マルコム・グラッドウェル著の「ティッピング・ポイント」という本によれば、その数は、一人あたり150人ということになる。

当然、前フリをしておく。つまり、契約するとき(最も、喜びの感情レベルが高いとき)に、次のように話しておく。

「○○様、弊社は低予算で、できるかぎり高品質の住宅をつくることを徹底しておりまして、ご存知のとおり、派手な広告を差し控え、お客様はほとんどが既存のお得意様からのご紹介になっております。そこでお願いなのですが、もし私どもが、引渡しにいたるまで、○○様に満足いただけるサービスを提供したと思われたなら、同じように住宅建築を考えているお友達をご紹介いただけませんか?」

「新築を検討しているお友達に、私どもがお役に立てると思われたなら、お教えください。また、このような引越し案内のハガキを印刷させていただきますので、それをお友達にお渡しいただければ幸いです」

お友達と接触するタイミングはどこにあるか?そして、接触は、どのような媒体を介するのか?この2つのポイントを狙って、ウィルス(キャッチコピー)を撒けばいいのである。

最も簡単な方法は、申込書を2枚いれる。ニュースレターを2枚入れるという方法だ。

議論1:既存客は、どんな状況で、お友達と接触するのか?

議論2:既存客は、どんな話題で、お友達と話するか?

議論3:既存客は、どんなツールがあれば、お友達に自社のことを伝えやすいか?





いいものを作っていれば、勝手に口コミが起きる。という事ではないのが分かります。

戦略的に口コミを起こしていく。大事ですね。

あなたの気付きもお気軽にコメント下さい。

4 件のコメント:

  1. 食用キノコの話は怖いですね。
    消費者としては、生産者や製造元、販売会社を信用するしか有りません。
    そして、それらを管理している行政も同様です。
    本来は、行政が統制をしてくれれば良いのですが、利権にまみれているので、どこまで信用できるか疑問ではあります。
    これは、日本にも当てはまることですね。
    消費者の口に入るので、自信を持って提供が出来るものをどのぐらいの人達が生産しているのか調べてみたいものです。

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  2. つんどくさま。コメントありがとうございます。

    >食用キノコの話は怖いですね。

    本当。当局の言うことより小学生の言うことの方が信頼される。って言うのは(^^ゞ


    >消費者の口に入るので、自信を持って提供が出来るものをどのぐらいの人達が生産しているのか調べてみたいものです。

    TPPに参加すると、添加物や残留農薬の基準が緩和されるので、安全な食はなくなります。

    もう。自分の身は自分で守るしかなくなりますね。

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  3. TPPに参加すると食料は、自給自足するか、信頼している生産者から買うしかないですね。
    そんなことは、市民にはまともに知らされていないでしょうね。

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  4. つんどくさま。

    >TPPに参加すると食料は、自給自足するか、信頼している生産者から買うしかないですね。

    TPP参加の問題は、「レバレッジノート TPP参加のデメリットとは?」で書いたように食だけではありません。

    例えば、郵政の民営化だったり、移民受入だったり、金融サービスの自由化だったり、日本の皆保険制度の見直しだったり。国民生活全般に多大な影響。そうとうに悪い影響が出ます。

    知らないから。とか、自由化は流れだから。とか言っていると大変な目に会いますよ。


    →http://sin-blog01.blogspot.com/2010/12/tpp.html

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